文明と機械
機械社会が文明ではない。文明と機械は明らかに違うものであります。ボタン一つを押せば人間が生きることは可能となる社会システムは原理的には十分に考えられます。けれども例えそんな社会が出来たとしてもつまらないもので、文明などとはほど遠いものであります。
それはくだらない幻想にすぎません。機械も人間が選択すべきものであって真に文明に値する機械のみを選ぶべきであると思います。
私には現代の機械文明の方向は非常に間違っているように思えます。
私の考える機械とはもっと人間と密着しているものであって、単純なものであって、素朴なものであります。