労働
同じ人が同じ労働をだらだらやるのと、一生懸命にやる事に対して、どういう違いがあるのか。結果としては一日に熱心にやれば6個出来るが、一日に0個にも1個にも2個にもしうるということであります。
このことにどういう違いがあるかと云うことですが、結果としての違いはあるけれども一日の労働としては同じ事なのだと思います。
現在問題となっていることは搾取者があるかないかということなのであります。
一生懸命にやるとかやらないとかそういう事は本人の自由であってどちらでも良いのであって他人のとやかく言う事ではありません。
物の見方というのは色々可能であって、見る方向が異なれば全く違って来るのであります。
例えば、労働をするという事は本当によい事なのか、というと労働によって色々なものを作りたいという者にとっては労働は必要な事となります。反対に自然とともに生き自然のままでありたいという者にとっては労働とは不必要な事となります。あるいは害とも成るでありましょう。
私にはこのどちらをも認めざるを得ないものと思います。私が大切と思うことは他人が他人に強制することがあってはならないということ、搾取などということがあってはならないと思います。
権力者や搾取者があってはならないと思うのであります。逆に言えば被権力者(強制される者)、被搾取者(搾取される者)もあってはならないと思うのであります。
他人の労働についても同様であってゆっくりやろうが、だらだらやろうが、熱心にやろうが労働としてはみんな同じであります。そして他人がとやかく言える事ではないしとやかく云っては良くないと思います。ましてや雇主等にとやかく言える事でもないし、言わせる事もありません。