戦争と軍隊
これからの世界に戦争は全く必要がありません。ベトナム戦争でも中東戦争でもクリスマス休戦あるいは正月休戦が可能であるということは別に戦争はしなくても良いのだと思います。
私は体制の変革にも別に戦争が必要とは考えません。もちろん大衆は常に悪しき制度や悪しき体制権力と戦わねばならず、戦うべきであります。その戦いの方法は幾らでもあります。
何故、私が戦争の戦いの方法を否定するかと云ますと。現実的に見てその結果はあまりにもマイナス面が多く真に悲惨でもあります。本当にひど過ぎると思うからであります。
それでは無法者たちの乱暴に対して君は武力を持って戦わないのかと云う問題が起こって来ます。もちろん私は戦うであろうし、相手を殺そうとする時もあると思います。
それなら乱暴な権力が発生して無茶苦茶をやり出したらどうするかと云うことになりますが、そうしたらこれも勿論、組織を作って武力をもって戦い。戦争をして勝つだけのことです。それでは戦争は必要ない。戦争はしなくても良いと云う事と矛盾するではないかと云うかもしれませんし、確かに矛盾もしていますが、私が思っていることは全て上記の通りであります。
この変の矛盾は何時か解明される時もあると確信しています。
次に軍隊の事についてでありますが、上記で戦争を必要と認めて居ないのですから、その結果として当然軍隊もいらなくなってしまいます。
軍隊は必要ありませんし、もちろん自衛隊も必要ありません。では警察権力はどうだと云う事になりますが、警察権力も原則としては必要ではありません、けれども、今の所はまあ必要でありましょう。しかし、いずれは警察権力も必要なくなると思います。武器についてはどうかと云うと、これもまた二つの意味合いから必要ではありません。今でも核軍縮が出来るのですから、水爆、原爆はもとより一切の武器は必要ありません。また原理的になくせるものと思います。もう一つは戦争が必要ないなら軍隊も必要はなく、軍隊が必要ないなら武器も必要はないのです。
まあ乱暴な馬鹿者に対しては、現在では警察のピストルで十分であると思います。
私はマルクスの時代では武器革命もまた必要であったのだろうと思いますが、今ではもうマルクスの云う様な武器革命・戦争革命は必要ないと思います。私には空に突き上げる拳だけで十分だと思います。また現代ではその拳だけで十分革命は出来ると思います。
もっとも私にはあの堅苦しい革命等という言葉等どうでも良いのであります。社会を改良して少しでも人々が安心して暮らせるようにしたいだけであります。
各国の軍隊はそれぞれの国の災害救助隊にして災害救助をすれば本当に人々に感謝され喜ばれる組織になると思います。