家

 

 家の基礎になってきたのは、受精、出産を伴った子供というものであろう。しかし最近の科学は母体外で受精、出産を可能にするかもしれない。もしもこのように母体外で育った子に母親は現在のような愛情を感じることは不可能であるように思われます。

 このような子供達もまた両親というものにほとんど何の意義も見出すことが出来ないのではないだろうか。

 今後の傾向として人間は一個一個に独立した孤独な生物になって行くのではないかと思われます。