競争

 

 競争もまた本能の一つであります。認めざるを得ません。競争は良くない事としたゆとり世代では運動会の徒競走で全員が手を繋いで一列でゴールしたとか、一位・二位の順位を付けなかったとかの噂が広がりました。都市伝説的で事実では無さそうですが、この様な思想は明らかに間違っていると思います。

 競争は本能の一つだからと言って無制限に競争を賛美するのも良くありませんが、全ての競争が良くないとするのもゆき過ぎていると思います。どんなことを競争し、どんな事は競争を抑えるかあるいは禁止するかを考える事が大切なのだと思います。例えばスポーツは現代では競争を肯定しています。資本主義は資本の獲得競争を推奨しています。

 競争しては良くないことは例えば、暴力の強さとか支配の欲望など世の中で明らかに悪いとされていることたと思います。

  私自身は子供の頃はゲームや勝負事も好きでしたが、大人に成るに従って勝ち負けを競うものは好まなく成りむしろ避ける様に成っています。それは私の本心ではなく外部からの指導や教育や教養や仏教や思想の影響だと思います。今でも勝負事に勝てば嬉しく負けることは不愉快で子供の頃と少しも変ってはいません。

 大人に成っても自分に正直に生きて競馬、競輪、パチンコ、カジノの賭け事や麻雀、ゴルフ、宝くじなどの勝負にのめり込む人、ストレスやフラストレーションの解消をする人も数多くいます。現代社会でもこれらの競争は必要なものとして認められています。という事は人間には差がある事もまた認めているのだと思います。自然なことで良いことと思います。

 人間も動物の一種類です、競争して勝つことを本能的に持っています。この事を否定することは出来ません。足りない時の食物を獲得し食べるという事は、生きるという事に直結します。根強い本能の問題です。

 人間社会にはセーフティネットの制度が必要でとても大切な事だと思います。