理論形成の態度

 

 理論を作ることは世界を解釈するのが目的ではありません。より良い社会に変革して行くことが目標なのであります。そして間違いを起こさないことが目標なのであります。

 理論の間違いを少なくするために、理論が出来上がったところで、出来上がった理論の否定を行い、その後よく両方を考察の上で理論を作り上げていきます。

 従って最終的には三つの立場から考察され出来上ります。個々の部分を作り上げ考えて行く場合も同様で必ず反対の側からも見つめ検討して考えて行くことが大切であります。

 一方の側からのみ、見つめると自分の資質に合った物のみを取り上げて行くことに成りがちであります。また多くを気付かないまま通り過ぎることとなり真実からも遠ざかることになると思います。